エンジニア転職の先に見る、楽しみと希望(からの現実)
「エンジニアになりたい」
プログラミング学習を開始した当初、私のこの言葉の裏にあったのはただただ年収をあげて低所得を脱出したいという目的だけでした。
しかし今はこんなギラついた目的だけではなく、エンジニアという職種に対してほんのりとした『楽しみ』と『希望』を抱くようになりました。
クリエイティブな仕事ができるかもしれないという楽しみ
このブログを読んでくださっている方々はご存知だと思いますが、私は若い頃超売れっ子漫画家になるという夢を持っていました。
(「漫画家」ではなく、「超売れっ子漫画家」というところがヤバい)
当時の私はPhotoshopやIllustratorというデジタルツールではなく、紙とペンとインクでせっせと漫画を描いていました。
パソコンに対して苦手意識があったというのもありますが、何よりペンとインクが出すあの漫画本来の味が大好きで、さらにカリカリとペンが紙をなぞる音を聞いていると「私今漫画描いてるのよ〜!!キャーもうほとんど漫画家や〜ん!!!」という謎の高揚感に浸れる事もあって、頑なにアナログな手法をとっていました。
しかし残念な事に酷い腱鞘炎になってしまい、30Pを超える漫画を描くことが出来なくなってしまいました。
なので結局超売れっ子漫画家になるという夢は諦めたのですが、今でも1枚のイラストを描くくらいなら出来ます。
落書き程度でもやはり絵を描く事は楽しいですし、工作でもお菓子作りでも何かを創り上げるという作業はとても好きで没頭します。
もちろんどんなエンジニアを志望するかにもよりますが、フロントエンドエンジニアやwebデザイン関係であれば私のこのセンスを存分に活かせるかもしれませんし、私もきっとワクワクしながら仕事が出来る気がします。
そう考えると、最近は(エンジニアってちょっと楽しそうだな)と思うようになってきました。
ただwebデザインにはPhotoshopとIllustratorのスキルが必須なので、過去にきちんと習得しておけば今回の転職活動で応募の幅も広がったのになぁと、今更ではありますが非常に後悔しています。
個性を前面に押し出せるかもしれないという希望
以前勤めていた病院にはリハスタッフが60名ほど在籍していました。
現在は100名を超えたらしいのですが、当時の60名という人数もかなりの大所帯で、配属先によってはかなり忙しい毎日を送っていました。
私が当時所属していた回復期リハ病棟はなかでも特に忙しく、まだ1年目だった私は3人の先輩方に頼りまくっていました。
ところがある時、先輩の1人Nさんが退職する事になりました。
そしてNさんの退職日の朝。
私とNさんは病棟から降りてくる患者さんをリハセンター横のエレベーターの前で待っていたのですが、ふとNさんがこう言いました。
「まつかぜさんって僕が出会った人の中でぶっちぎりで個性的な人だったから、正直どう絡んでいいのかわからなかったんだよね」
突然かつ謎の告白。
(おいおいこの人急に何を言い出すんだ!?)と思って呆気にとられていると、「でも話してみるといい人だってわかって反省したよ。なんか今まで素っ気なくしちゃってごめんね」と言ったのです。
当然ですが、突然こんな胸の内を明かされても「せんぱ〜い(涙)」とはならず。
むしろちょっと待てよと。
このNさんこそみんなから陰で「イケメンだけど変わり者」という称号を与えられていたというのに、その御仁にそんな事を言われてしまうなんてどういう事だと。
さらに素っ気なくしてたってどういうこっちゃねんと。
(全く気づかなかったですが)
Nさんのこの言葉は今思い出しても非常に複雑な気持ちになるので、こうして忘れる事なく覚えています。
私は気をてらったり非常識な言動をする事はありませんが、変に迎合する事もありません。
あと物事に対する着眼点が独特らしく、これまで幾度となく「変わってる」だの「個性的」だのと言われてきましたが、どうやらそれはこれらの事が原因ではないかと分析しています。
個性的である事は悪い事ではないと思いますが、当然私自身は意識して個性的であろうとしている訳ではありません。
むしろ内面が個性的と言われるよりは外見が個性的な方が面白そうでカッコ良いのにと思っているのですが、私の外見はひっじょーーーーーに地味です。
一重瞼にだんご鼻、髪は黒髪で裸眼だと両方とも0.1を下回る近視なので眼鏡をしてます。
以前はこの顔に病的なまでの強いコンプレックスを抱いていましたが、今となっては8割くらいは受容できていると思います。
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ただ年齢以上に老けて見られるのだけは嫌です!!!
そう思って美容には力を入れているのですが、最近になってそもそもこの地味な外見が老け込んだ印象を与えるのではないかという恐怖心が芽生えてきました。
例えばフォーリンラブのバービーさんを見て下さい。
彼女と私は年齢も同じで誕生日もほとんど変わらない上、美とは縁遠い人生を送ってきたという共通点があります。
(失礼!)
しかし私の目には彼女は若々しく映ります。
なんなら「可愛い!」という方もいらっしゃいます。
(失礼!!ですが私の事を可愛いと言ってくれるのは夫と父方の祖母だけです)
私は前述した通り内面が個性的であるよりは外見が個性的である方が面白そうでカッコいいと思っているので、どうせ個性的だと言われるならいっそのこと外見も個性的になりたいという思いがあります。
なのでもしエンジニアになれたらまずは髪の毛を派手に染めたいと目論んでいます。
これまでは医療従事者だからかカラーリングに対して厳しい職場ばかりで、髪を染めるとわざわざカラーチャートで確認までされていました。
なのでやがて面倒臭くなって染めなくなり、ここ10年程は黒髪のままです。
しかしエンジニアは『髪型・服装自由』という職場が多いので、内定を頂いたら即ヘアサロンの予約をしたいと思っています。
小さなトラブルの積み重ねから職場の人間関係やパワーバランスが混迷を極め、早く抜け出さないと本気でヤバいかもしれないと思い始めた今日この頃。
(ちなみに私はトラブルの当事者ではありませんが、たいてい巻き込まれます)
そんな折地元のソフトウェア開発会社が未経験歓迎の求人を出していたので、これはチャンスだと思って応募しました。
しかしすぐに不採用通知が来ました。
応募媒体が某求人サイトだったのですが、その求人サイトのweb履歴書には必要最低限の情報しか記入できない様になっていました。
(この会社への応募はこの求人サイトからでしかできないようになっていました)
なのでとりあえず求人サイト経由でエントリーを済ませた後応募先から改めて履歴書と職務経歴書の提出を求められるのかなと思って準備はしていたのですが、なんとその必要最低限の情報だけで不採用になりました。
(泣いていいですか?)
最近は次々に内定を獲得していく若いエンジニア志望者のツイートを見ては地味に凹んでいます。
失敗も挫折もたくさん経験しましたが、その都度歯を食いしばって立ち上がり、ここまで泥臭く頑張ってきました。
それでもこの転職活動で超えられない壁が年齢というどうしようもないものであるなら、否が応でも自分の人生を後悔してしまいます。
さて楽しみや希望を見出し、だんだんと夢が膨らんで来たエンジニア転職。
果たしてこの先どうなるのか、この敗者復活戦を見事勝ち上がる事ができるのか、私が1番ドキドキしています。