とりあえず、"SO WHAT?"

30代後半からエンジニア転職を目指すパート主婦が、転職活動や日々思った事を自由気ままに綴る雑記ブログ

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人生を賭けた敗者復活戦!!30代後半から挑むエンジニアまでの道-転職活動編8-【挑戦の果てに】

窓の外を憂鬱そうに眺める男の子

長らく寄り道しちゃいましたが、久しぶりの転職活動記事です。

今回はこの度の転職活動で山場になるエピソードなので、ちょびっと長いです。

「えー!長いとかムーリー!!」って人はここで回れ右!

それ以外の人は早速行ってみましょう!!

 

※ちなみに前回の内容忘れちゃったって方はこちら。

bisbow.net

オンライン会社説明会

オンライン会社説明会には、人事採用担当者2名、エンジニア兼採用担当者1名が会社側の代表として出席しました。

それ以外の参加者、つまり応募を検討している人達はざっと30名ほどいて、そんなに長くないスパンで定期的に行っている会社説明会であるにも関わらず、一度にこれだけの人数が集まるという事からみても、この会社の人気の高さがうかがえました。

人事の方からこのポテンシャル採用というのは業界未経験可、職種未経験可、年齢不問である事が伝えられ、「この応募条件を定めるにあたって、社内でもそもそも年齢とか経歴で足切りをするのは本質的ではないよねって話になりました。なので会社としては、その点は特に重視していません」と力強く言われました。

もちろんこれは建前かもしれません。

真偽のほどは定かではありませんが、当時の私はこの言葉を素直に受け取り、改めていい会社だなぁと思いました。

ポテンシャル採用の募集職種は複数あり、私ははもちろんエンジニア志望でした。

ただここで募集しているエンジニアというのはテストエンジニアで、本音を言えば私はテストエンジニアよりも開発エンジニアになりたいと考えていました。

どうして開発エンジニアになりたいのか?

世の中はもはやどんな集団に所属しているかという事よりも、個を重んじ、個が活躍する時代に移り変わっていくと思います。

つまりこれから先は個人が自分の強みを売り込んで積極的に仕事をとってくる、そんなスタイルが当たり前になってくるだろうと勝手に予想しています。
(副業が一般的になってくると特にそうですよね)

私はそんな時代に適応し生き残っていくためには、製品の開発ができる、コーディングができるエンジニアになる事は、かなりのアドバンテージになると考えました。

需要が高いエンジニアで、かつ自走力とある程度の営業力があれば、例えどんな状況に陥っても仕事をとってこれるだろうと考えたからです。

だからこそただIT企業に就職するのではなく、エンジニアという職種にこだわりを持っていましたし、エンジニアのなかでも開発エンジニアになりたいと思っていました。
(※あくまで個人の意見です)

なのでこの会社説明会では、スタートはテストエンジニアだけど、将来的に開発エンジニアへの道はあるのか、開発エンジニアになるためのキャリアパスが社内に用意されているのか、そこをぜひ知りたいと考えていました。

質疑応答の時間になると、エンジニア採用に関する質問もたくさん出ました。

質問方法はチャットで、人事の方の号令を皮切りにたくさんの質問がチャット欄に並んでいきました。

ただ私はタイピングが致命的に遅いので、悲しいかな、私の質問はかなり下の方になってしまいました。
(めちゃくちゃ練習はしました。しかしいまだにブラインドタッチもできません。なんでなんだろう…)

しかしエンジニア採用とは関係のないある質問に回答するなかで、「やっぱうちの製品開発をしているエンジニアさんって本当にすごいですもんね。ここはもう相当なスキルがないと難しいですよね。だからさすがに未経験からここ(開発エンジニア)は、うちではないですかねぇ…」と、人事の方がおっしゃっていました。

これはまさに私が知りたかった疑問に対する答えでしたが、期待していた答えとは大きく異なりました。

私はその後彼らが何を話したか覚えていないくらい、そう小さくはないショックを受けてしまいました。

開発エンジニアにはなれないけど、それでも魅力的なこの会社

このオンライン会社説明会に出席した事で、『この会社では、未経験で入社してテストエンジニアからキャリアをスタートさせた社員を開発エンジニアに育成する事はしない。つまり私の考えている開発エンジニアになりたいという希望は、この会社では達成できない』という事がわかりました。

(じゃあ自分の考えている方向性とは、ちょっと違うかな)

そう思って少しばかりモチベーションが下がってしまいましたが、私はここで改めて自分が定めた転職の軸を確認しました。

そして出てきた答えは以前と変わらず、

①職種はエンジニア志望(開発に携われる事)

②ただしホワイト企業であれば、どの職種でもOK

という2点でした。

この会社ですが、働きやすい会社としてめちゃくちゃ有名で、だからと言ってはなんですが異業界・異職種で働く私もその名を知っていました。

ここまで“評判のいい”会社に応募できる機会はそうそうないので、今回は潔く①は諦め、②のパターンで進めていく事にしました。

こうして自分の意思は固まったので、少しずつ応募に向けてまずは志望動機を考える事にしました。

この会社で医療・介護業界しか経験のない私にできる事は何か。

この会社が未経験で飛び込んでくる人材に対して何を求めているのか。

ここをきちんと把握して自分の強みを売り込む事ができなければ、内定を勝ち取る事などまずできません。

私は会社のブログや動画に目を通したり、実際に異業界・異職種から転職した社員さんの記事を探しては読み漁りました。

社長の著書を買って読み、IR情報にも目を通して会社の方向性を読み取ろうとしました。

それでも「これだ!」と思える結論に辿り着く事はできず、しばらくの間悶々と思い悩む日々が続きました。

つながった!!!はずなのに…

これ以上悩むのは時間の無駄だと考えた私は、オージーとも相談し、意を決してWantedlyから応募する事にしました。

Wantedlyなら「まずはカジュアル面談を」という流れになり、そうなれば面談の席で色々聞けるかもしれないと考えたからです。

プロフィールのブラッシュアップは済んでいましたし、WantedlyをPremiumプランに変更したので、きっと目に留まるのでは?と思っていました。
(Premiumプランにすると企業に本気度が伝わるため、企業からのスカウトが受けやすくなると言われています)

かなりの緊張のなかエントリーを済ませると、当然ですが今度は返事が気になって気になって仕方なくなりました。

「ビジネスSNS」と呼ばれるWantedlyは非常に画期的なシステムですが、一方でエントリー後企業側から返事が来ないという事もたくさんあるからです。

私は時間があればメッセージが届いていないか、プロフィールの訪問履歴に変わりはないかを確認しました。

そうこうしていると、ある時オンライン会社説明会に出席していたエンジニア兼採用担当者さんの訪問履歴を見つけました。

(見てくれている!)

この時の私はもう、本当に胸が躍りました。

さらに数日後。

いつものようにネットで情報収集をしていると、この会社の社員さんが「聞きたいことがあればいつでもこのアカウントに連絡して下さい」と、某SNSに書き込んでいるのを見つけました。

しかもこの方の職種はテストエンジニア!!

(チャンスだ!)

そう思った私は、「怖いから」と、これまで頑なに避けていたSNSの世界に足を踏み入れる事を決意し、早速アカウントを作るとこの社員さんにメッセージを送りました。

社員さんはすぐに返事をくれました。

しかしそれは「今業務が忙しく、時間を作ることができない」という、お断りの内容でした。

メッセージの前半を読んでガッカリした私でしたが、「代わりに担当の◯◯に連絡をお願いできますでしょうか?」と代替案を提案して下さったので、嬉しさのあまり飛び上がって喜びました。

なぜなら指名された◯◯さんというのはオンライン会社説明会に出席していた、そしてWantedlyに訪問履歴があったあのエンジニアさんだったからです。

私はこの社員さんにお礼を述べた後、これらの経緯を説明した上で、「二度手間になっては申し訳ないので、Wantedlyの返信をお待ちしています」とメッセージを送りました。

すると社員さんはもちろん、指名された◯◯さんからもリアクションをいただき、天にも昇る高揚感と共にこのやり取りは終了しました。

(よかった!確実に繋がった!!あとはWantedlyにメッセージが届くのを待つだけだ!!!)

そう思ってソワソワしながらこまめにスマホをチェックし、Wantedlyに◯◯さんからのメッセージが届くのを今か今かと待っていました。

しかし。

非常に残念ですが、メッセージが届く事はありませんでした。