とりあえず、"SO WHAT?"

30代後半からエンジニア転職を目指すパート主婦が、転職活動や日々思った事を自由気ままに綴る雑記ブログ

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人生を賭けた敗者復活戦!!30代後半から挑むエンジニアまでの道-スクール編③-【孤独と遠慮との闘い】 

パシコンに向かって勉強をする女性

今回、第7話となりました。

ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます!!

※これまでのエピソードはこちら👇

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オンライン通話が苦手で質問できない

基礎コースを終えて応用コースに進むにあたり、ライフコーチと面談がありました。

「とにかく理解度テストが不安だったので、なんとか合格点を取れてよかったです!」

と私が言うと、

「確かにテックキャンプの受講生は未経験からプログラミングを学ぶ方がほとんどなので、あのテストは最初の難関ですよね!!」

と、ライフコーチが言いました。

その後「何か困っている事はありませんか?」と問われたので、学習開始当初から思っていた事を思い切って打ち明けました。

それは同期や他の受講生との繋がりが全くないので、めちゃくちゃ孤独だという事です。

以前はカリキュラムにチーム開発が盛り込まれていたり、教室で自由に学習ができていたそうですが、私の受講したカリキュラムからはチーム開発はなくなり、世間はコロナ禍で外出自粛モードだったので、学習スタイルにも何かと制限がありました。

仕方ないとはいえ、キックオフと最終課題発表会以外に他の受講生との関わりが全くなかったのは非常に残念で、これは私が感じたテックキャンプ最大のマイナスポイントでした。

これにはライフコーチも納得した様子でしたが、だからといってどうする事もできないので、「他には何かありませんか?」とすぐに話題が切り替わりました。

「あとはメンターさんに質問できない事ですかね」

私がそう言うとライフコーチはキョトンとした様子で「どういう事ですか?」と聞きました。

私は初対面の人と会話をするのが超〜絶苦手です。

周囲からは「そんな風に見えない!!」と言われますが、それは私が心のさざ波を必死に隠しているからであって、間違いなく車の運転に次いで苦手だと断言できます。

理由は3つあって、

①初対面の場合当然ながら相手がどんな人なのか情報が全くないので、うまく会話を進める自信がない。

②うまく会話を進める自信がないので、とにかく気を使って疲れる。

③反対に相手の方から不意に心ない言葉を投げ掛けられる可能性もあり、この場合初対面の人だと心構えができてなくてダメージが大きいので、自分を守る為の保険を考えておかないといけない。

からです。

もちろんこの理由をいちいち話す必要はありませんので、ライフコーチにはただ「なんか変に気を使っちゃって質問できないんですよね〜」とだけ説明しました。

そもそもテックキャンプでは、教室ではなくオンラインでメンターに質問する場合2つの方法があります。

1つはチャットで、もう1つはテックコネクトというオンライン通話です。

チャットは何度か使ってみたのですが、質問が難解であればあるほどチャットでのやりとりには限界があるので、結局テックコネクトに誘導されてしまいます。

テックコネクトは通話のボタンを押すと、手のあいているメンターが順に対応してくれます。

順次なので、「この前このメンターさんの説明が分かりやすかったからまたお願いしようかな」みたいな指名はできません。

メンターは2、3人というわけではなくたくさん待機しているので、テックコネクトでの質問は、ほぼ毎回初対面だと言えるのです。

加えてテックキャンプでは、質問をする際のルールがあります。

それは、

『5分考えてもわからない事は質問する。ただし質問をする際は自分なりの仮説を立ててから質問し、メンターに丸投げしない事』

というものです。

これはもうテックキャンプに限らず、他人様に何かしらの質問をする際には守って当然のルール(というか心構え)だと思います。

私も「これどう思います?」ってザックリした質問の仕方をする人は、「とりあえず出直しなさ〜い!!」って思っちゃいますし。

とはいえ、改めてそう言われてしまうと小心者の私の中ではちょっとした緊張感が生まれてしまいまして。

しまいにはこんな簡単な事聞くなよって思われたら嫌だなとか妙なプライドも芽生えてしまい、これら謎の葛藤のせいで、私にとってメンターに質問するという行為は非常に心理的ハードルが高いものになってしまいました。

それならば!!

いけるところまでGoogle様と二人三脚で頑張ろうじゃないかと開き直り、結局わからないことはその都度ググりながらカリキュラムに取り組むことにしました。
(独学?)

そんな感じで黙々と学習を進めていたのですが、気付けばメンターの力をかりる事なく基礎コースを終えていました。

(ちなみにメンターへの質問の際は、画面のスクショや予め設定しておいたGoogle Remote Desktopでコードを生成し、一時的にメンターからのアクセスを許可する事で問題を共有していました)

この話を聞いてライフコーチは、メンターに質問する勇気がなくて困っているという事ではなく、そもそも基礎コースを独りでやり抜いたという事に驚いていました。

それでも「応用コースに入ってしまえば基礎コースよりもグッと難易度が上がるので、きっとテックコネクトが必要になる場面が出てくるでしょう」と諭され、この時の面談は終了しました。

ちなみにライフコーチのこの予想は的中し、コースが進んで難易度が上がると「気を使って〜」などと言っている余裕は全くなくなり、必要に応じてテックコネクトを使うようになりました。

実装課題

応用コースではdevise やサービス設計、GitとGitHubRSpecを学んだのですが、正直ほとんど印象に残っていないので、おそらく大きな壁にぶつかる事なくクリアしたんだと思います。

ただこの時RSpecを学んで、私はテストコードを書くのが非常に嫌いだという事を知り、それは大きな収穫でした。

応用コースの次は発展コースですが、発展コースではRuby on Railsを掘り下げた内容と、JavaScriptを少し、あとはデプロイについて学びました。

しかしこれらはさほど重要ではなくて、私にとって最大の懸念は、発展コースの最後に用意されていた実装課題でした。

これはもう読んで字の如く、最終課題に進むにあたって必要最低限の実装力が備わっているかを確認するための課題です。

はい、ここに真っ新なエディタがあります。

Ruby on Railsを使ってこんな機能を持つアプリを作ってください。

と、突然言われましても、私にはできません。

私はエンジニアになる為には、アプリ制作の全てを1からできるようになる必要があると思っていましたし、今の自分にはそんな力はないと自覚していたので、実装課題をクリアできる自信がありませんでした

そんな私の弱音を聞いたライフコーチは、

「そんな難しい事はさせません。エンジニアとして働いている方もわからない事はググったりしますし、以前書いたコードで使えるものがあれば再利用したりもします。必要な知識を全て記憶して、毎度毎度0から始めているわけではないので、怖がらないで下さい」

と言って励ましてくれました。

ここで少し説明をはさみますが、Webアプリは超絶簡単に分類すると、『ユーザー側で動く(見た目)=フロントエンド』、『サーバー側で動く=サーバーサイド』に分かれます。

私がテックキャンプで学んだRubyというプログラミング言語はサーバーサイド言語にあたり、テックキャンプではRuby(とそのフレームワークであるRuby on Rails)を学ぶという観点から、多くの課題で見た目(view)のファイルは予め配布されました。

私の心配に反してそれは実装課題も例外ではなく、ライフコーチの言葉通りヒントもたくさんありました。

しかし内容はまぁまぁ難しく、今振り返ってみても全カリキュラムの中でこの実装課題が1番厄介でした。

ここを早くクリアして最終コースに進む事が出来れば、最終課題やオリジナルアプリの制作に多くの時間を割く事ができます。

逆にここでもたついてしまえばどんどん学習スケジュールが立て込んでしまい、最悪の場合最終課題を終わらせる事ができないかもしれません。

私は来る日も来る日も時間を見つけてはトム(MacBook)にかじりつき、夜中の2時、3時くらいまで課題に取り組みました。

しかし結局提出目標日には間に合わず、私がこの実装課題を終えたのは期日を2日オーバーした1/24でした。