とりあえず、"SO WHAT?"

30代後半からエンジニア転職を目指すパート主婦が、転職活動や日々思った事を自由気ままに綴る雑記ブログ

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人生を賭けた敗者復活戦!!30代後半から挑むエンジニアまでの道-スクール編②-【早速、雲行きが怪しくなってきた…】 

ボクシング

半年間のテックキャンプ 。

長かったようで短かったようで長かった!!

てなわけでまだまだ続きます。

※これまでのエピソードはこちら👇

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あわやTKO?

子供達の体調も回復してわが家に平穏が戻った後、ようやくライフコーチとの面談が実現しました。

看病中の事を軽く話し、これでやっとカリキュラムを再開できますよと意気込む私に対して、ライフコーチは意外な提案をしてきました。

それは返金保証があるうちにリタイアした方がいいのでは?という事でした。

私が受講したコースには2種類の返金保証がありました。

①14日間の返金保

入会から14日以内に退会する際に料金を全額返金してもらえるシステム

②転職返金保

エンジニア転職に成功しなかった場合、受講料を全額返金してもらえるシステム

(※ただし②に関しては色々と厳しい条件があります)

思わぬジャブを喰らってよろめく。

それでもなんとか体勢を立て直し、対戦相手に向かって行こうとした矢先、セコンドのコーチがタオルを投げ入れようとしている。

どんなボクサーでもそんな光景が目に入れば動揺すると思うのですが、それは私も例外ではありませんでした。

(ボクサーじゃないけど)

そもそも返金保証期間に受講生がリタイアしたら1円の利益にもなりません。

それをライフコーチである彼女があえて提案してきたのはなぜなんだろうかと、私は彼女の意図を図りかねていました。

恐る恐る「どういう事でしょうか?」と私が問うと、ライフコーチは言いました。

「まつかぜさんが大変な状況にあったのは、Slackの報告を見て簡単に想像できました。

今回はそれなりのお金もかかっていますし、カリキュラムはどんどん難しくなっていきます。

実は過去にも子育て中のママさんで、やっぱり両立が難しいという事でリタイアされた方がいらっしゃったんです。

その方は子供に手がかからなくなったら再チャレンジしますっておっしゃってて、だからまつかぜさんももう少しお子さんが大きくなってから再度チャレンジしてもいいんじゃないかなって私は思ったんです。

それに大変おこがましい話ですが、そんなに辛いキツい思いをして今プログラミングを勉強する事が、果たしてまつかぜさんにとって幸せなんだろうかと考えたりして…

うまく言えなくてすみません」

他人は基本、他人の事はどうでもいい。

他人に対してどこか冷めた考えを持ち、何も期待しないと決めている私ですが、この時の彼女の言葉には私に対する思いやりが詰まっていました。

日頃から思いやりに対しては真摯に応えようと心掛けているので、私はきちんと自分の考えを伝えようと思いました。

「ここでリタイアして受講を先延ばしにしたら、私はまた1つ年を取り、転職のハードルはもっと高くなってしまいます。

私はこれまで理学療法士として頑張って来ましたが、収入面に関しては非常に惨めな思いをたくさんしてきました。

だから私は私と家族のため、人生を変える覚悟でエンジニアを目指すと決めたんです。

私は、私や家族の命に何か重大な危機が迫っているとかでもない限り、リタイアなんて全く考えていません」

あまり人生とか覚悟とかいう言葉を持ち出すと、「こいつ重た〜い」とか、「何かっこつけてんの〜?」って引かれたらヤダなと思いましたが、「エンジニア?家で働けんの?それめっちゃいいじゃん!」的な軽いノリで受講を決めたわけではない事を伝えようと思ったら、自然とそういう言葉になってしまいました。

彼女は私の気持ちを理解してくれたようで、「それなら私に出来る事は、まつかぜさんが卒業できるようにサポートする事ですね。必ず卒業して下さい。全力でサポートします!!」と心強い言葉を投げかけてくれました。

こうしてセコンドのコーチがタオルをしまったので、私の試合は無事続行となりました。

基礎コース編

テックキャンプのエンジニア転職コースで主に学ぶのはHTML、CSSRubyRuby on Railsです。

JavaScriptもすこ〜しだけ出て来ますが、これは学ぶというよりそのアプリに必要な機能を実装する時に、おまけとして出てくる感じです。

なので「定数にはletとconstがあって、配列はこうで、if分はこうなって…」みたいに、JavaScriptにガッツリフォーカスした内容ではないので、JavaScriptをきちんと勉強したいという方にはこのコースは向きません。

基礎コースでは環境設定を済ませた後、そもそもWebアプリケーションとはなんぞや??から入り、ターミナルのCLI操作やLinuxコマンドといったプログラミングに必要な基礎知識をひと通り学びます。

その後HTML、CSSRubyRuby on Railsの基礎を学び、これらの知識を使ってシンプルなアプリを制作します。

ここまで出来たら基礎コースはクリアとなり、例の理解度テストへ進みます。

私はキックオフまでの約2ヶ月間、にんじゃわんこと共にひつじ仙人(Progate)のもとでカリキュラムに出てくる言語の予習をしていたので、基礎コースは比較的とっつきやすいでした。

とはいえそこは未経験からのスタート。

いくらテックキャンプのカリキュラムがわかりやすく学べるための工夫を凝らしたものだとはいえ、決して簡単というわけではありません。

特に最後のアプリ制作Google様の助けを借りて(いわゆるググるってやつですね)、時には「ヒントがヒントになってねーんだよ!」と毒づきながら、ようやく完成させる事ができました。

こうして四苦八苦しながらもトム(MacBook)にかじりつき、学習計画にある目標日の前日に基礎コースを無事終了しました。

しかし。

以前にも申し上げましたが、問題はこの後の理解度テストです。

制限時間は90分。

合格ラインは80点。

私は集中して取り掛かるため、仕事が休みで家に1人きりの時に1回目のテストを受けました。

確かに問題は、「これ見た事ある!!」というものばかりでしたが、じゃあ答えは?となると、さ〜っぱりわからない…。

結局1回目は50点に終わりました。

解説を読み、取り込んだ知識を忘れないうちにと追試に追試を重ねていった結果、合格点を獲得したのは夜中の2時過ぎでした。

この時はもう半泣きでしたが、これでようやく次の『応用コース』に進む事ができます。

ようやく第一関門を突破出来たと思い、とにかく心からホッとしたのを今でも鮮明に覚えています。