とりあえず、"SO WHAT?"

30代後半からエンジニア転職を目指すパート主婦が、転職活動や日々思った事を自由気ままに綴る雑記ブログ

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人生を賭けた敗者復活戦!!30代後半から挑むエンジニアまでの道-転職活動編14-【第2のスクール退校】

頭に来て投げ出す女性

夢売る商売!?

毎回の講義では私がスクール開始前から楽しみにしていたペア学習がありました。

受講生を2、3人ずつに分けて演習をするのですが、最初にペアを組んだのは40代の女性でした。

「よろしくお願いします」と軽く挨拶をすませると、彼女は間髪いれず「まつかぜさん、勉強どんな感じですか?」と尋ねてきました。

私が「なんとかまだついていけてます」と答えると、彼女は大きなため息をついてこう言いました。

「私プログラミングではないですが仕事でパソコンを使ってて、自分はパソコンが得意な方だと思ってたんです。でもプログラミング難しくて…」

そう言って肩を落とす彼女に対し、私は「そもそもプログラミングは大半が挫折すると言われているほど難しいものなので、それが普通の感覚だと思います。なので落ち込む必要は全然ないと思いますよ」と言いました。

すると彼女が「ウソ!そうなんですか!?」とものすごく驚いた様子だったので、私はその反応にむしろ驚き、「結構有名な話ですよ」とつけ加えました。

それを聞いた彼女は「えーそうなんだ…」と再び肩を落としながらこう言いました。

「私ここに申し込む前にカウンセリング受けたんですが、代表はいい事しか言いませんでしたよ」

「そりゃあ、向こうも商売ですから」

とはさすがに言いませんでしたが、確かに代表はエンジニアの仕事や将来性についてかなり肯定的な捉え方をしているらしく、それが言動にも顕著に現れていました。

しかし私はプログラミング学習やエンジニア転職に関しては、自分自身でしっかり情報収集を行った上で判断してきたので、代表の夢物語は全く気になりませんでした。

とはいえ。

もし私が未経験でこれからの人生に悩んでいたあの頃に代表の言葉を聞いたとしたら、おそらく受け取り方はまた違ったと思います。

なので彼女が「話が違う」と言いたくなる気持ちもわからなくはありませんでした。

彼女はしきりに受講生同士で話がしたい(情報交換がしたい)、運営側にはそういった機会を積極的に設けて欲しいと言っていました。

『好き・嫌い』も大事だけど、『合う・合わない』も大事

その後もペア学習で色んな受講生と一対一で話をする機会があったのですが、「講義についていけない」、「あまりにも放ったらかしすぎでは?」といった本音を聞く事がたくさんありました。

運営側はというと、そんな受講生達の気持ちを知ってか知らずか、誰もが知っている超一流企業に勤めるエンジニアを招いて講演(講義?)を開催したり、“神クラス”と呼ばれるエンジニアが主催するイベントへの参加を募ったりしていました。

テックキャンプではそういったイベントはありませんでしたので、そんな名だたるエンジニアと繋がりがあるなんてすごいなぁと思いましたし、こんなイベントを開催したり紹介してくれるなんてありがたい事だなぁと思いました。

しかし。

いざ参加してみると、自分自身と話を聞かせてくれたエンジニア達とでは何もかもが違いすぎて、途方もない虚しさと自己嫌悪だけが残るという結果になってしまいました。

イベント後は運営側から感想を要求されたのですが、それも少々後ろ向きな内容になってしまいました。

そんな折、今度は上級コースの説明会を開催するので出欠を確認したいという通知がありました。

私は上級コースへの進級を考えていなかったので参加しない旨を伝えたのですが、するとマネージャーからこのようなダイレクトメールが届きました。

「まつかぜさん転職希望なので参加すると思っていました」

この一言要りますかね!?

この時もまたメンターの時と同じように、私は少しモヤッとしてしまいました。

そしてこの数日後。

私はこのマネージャーのある行為がきっかけで、とうとう第2のスクールを退校する事にしました。

第2のスクールを退校する

受講生はSlack内に自分のチャンネルを持っていました。

そしてそこに自分の思った事を自由に書き記すようマネージャーから指示されていました。

私は学習や転職活動について投稿していたのですが、転職活動に関する投稿については少々暗い内容になってしまう事もありました。
(スクール期間中も応募は続けていました)

するとある時マネージャーからダイレクトメールが届き、それには以下のような内容が記されていました。

 

  • 我々はこの(Slackの)ワークスペースを受講生がスクール卒業後も使える、半永久的なコミュニケーションの場としていきたいと考えている。そのような場においてあなたのネガティブな投稿は相応しくない。
  • あなたの投稿を見て他の受講生が自分の可能性に疑問を持ってしまったらどうするのか?
  • 悩みがあるなら技術的な事ならエンジニアに、転職の事であれば私にダイレクトメールを送って聞けばいい。

 

ものすごい長文で、実際はこれよりはるかに辛辣なメールがなんの前触れもなく届きました。

私は不意を突かれて号泣しました。

だって家族や友人にだってこんな酷い事を言われた事はなかったのに(アムロ?)、たった3、4回くらいしかやりとりをした事がない真っ赤も真っ赤な他人(マネージャー)にこんな事を言われたんですよ?

それにそもそも自由に書けと言ったのはマネージャー本人ですし、私はこのSlackにそんな高尚な目的があるとは知りませんでした。

さらにいえば私のチャンネルを誰でも自由に閲覧できていたという事に少なからずショックを受けました。
(私はテックキャンプでSlackを使用していましたが、Slackの使い方を熟知しているわけではありません)

何より頭にきたのが、マネージャーは私の投稿内容を読んで私がどういった状況にあったのか把握していたにも関わらず、なんの声かけすらしてくれなかった事でした。

悔しさと腹立たしさを抑えながら私は慎重に言葉を選び、マネージャーに向けた謝罪と弁明のメールをしたためました。

そして最後にこう結びました。

 

『今後これまでと同じように学習を続けていく事が難しいと思いましたので、まことに勝手ではありますが本日をもってスクールを退校したいと思います』


返金はしてもらえませんが途中でやめる事自体は問題なかったので、私は自分の気持ちに従ってそう申し出ました。

そしてこのダイレクトメールを送ってすぐ、私はSlackのアカウントを解除してワークスペースから退出し、このスクールと関わった痕跡を全て消し去りました。

オージーからの報告

仕事から帰った夫に全てを説明し、受講料の10万円を無駄にした事を謝りました。

すると意外にも夫は「むしろ良かったと思ってる」と言いました。

夫曰く、「君はテックキャンプを悪く言った事は一度もなかったけど、今回はそうじゃなかった。僕はプログラミングの事はわからないけど、君の決断を100%支持する」との事でした。

この時ばかりは夫がディーン・フジオカに見えました。

この出来事が最大の決め手となり、私の中でIT業界に対する印象は最悪なものとなりました。

IT業界に対してなんの夢も希望も抱けなくなり、それなのに努力や苦労を重ねてエンジニアに転職する意味があるのだろうかと考えた私は、これが潮時だと思って転職活動をやめる事にしました。

そしてこの一大決心をオージーに伝えようとしましたが、それより先にオージーの方からもっとずっと重大な報告がありました。

それはオージーの退職と、新しいキャリアアドバイザーへの引き継ぎに関する報告でした。