とりあえず、"SO WHAT?"

30代後半からエンジニア転職を目指すパート主婦が、転職活動や日々思った事を自由気ままに綴る雑記ブログ

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人生を賭けた敗者復活戦!!30代後半から挑むエンジニアまでの道-転職活動編6-【え、私でも応募できるの!?超有名IT企業が候補に上がる!!】

驚き

「次行ってみよー、次!!!」の、次がないんです…

初めてのエンジニアへの応募は、結局本命からもキープからも振られるという非常に情けない結果に終わりました。
(まさに『二兎追う者は一兎も得ず』を地で行く形になりました)

しかし振り返って考えても、本命に関してはそもそも『実務経験1年以上』と応募条件にあったわけですから、単に私がそれに見合わなかっただけの事です。

もう1社に関しても、面接に行って(ちょっと違うなぁ)という感覚を実際に肌で味わった身としては、むしろ向こうの方から断ってくれてよかったと思ったので、これらの結果は精神的なダメージとしてはそこまで大きくはありませんでした。

これで転職活動はまた振り出しに戻ったわけですが、やはり求人探しが難航し、むしろそっちの方が精神的に大きな負担となっていました。

「動いていれば採用であれ不採用であれなんらかの結果に結びつきますが、そうでなけば現状維持のままです。それに私の性格的に動きが停滞してしまうと、モチベーションを維持する事が難しくなるんですよね」

オージーとの面談で私はそう力なく言いました。

「僕もまつかぜさんには転職を成功させて、一刻も早く現在の職場を抜け出してほしいと思っています」

オージーは私の現在の職場環境がブラックである事を知っていました。

この時も「10月の雇用契約期間満了に合わせて退職させてほしい」と管理者に申し出たら、なぜか施設長まで出てきて一方的に文句を言われた挙句、「うちを辞めるなら転職先が決まってからにしてください!後任がいないので、その時は3ヶ月の猶予をもって申し出てください!!」という要求をされたばかりでした。
(なぜ文句を言われるんだ??)

しばらく働いていると、色々な事があり、色々な事がわかってきます。

そのなかで私は、ここの上役達はまともに話ができる相手ではないという事がわかったので、例えめちゃくちゃな事を言われても特に反論の声を上げる事はしませんでした。

「そんなやっすい時給でそこまでする必要ない」と同じ理学療法士の友人に言われようとも、「もう辞めた方がいいよ。君さえ許してくれるなら俺が電話して文句言いたいくらいだもん」と夫に言われようとも、「まつかぜさんてさ、正社員並の仕事してるよね」と管理者に言われようとも、私はただただ自分に与えられた仕事を黙々とこなす事だけを心掛けました。

その代わり絶対にエンジニアへの転職を成功させて、このどす黒い環境から抜け出してやるんだと、怒りや悔しさといった負の感情をやる気に変換して前に進む努力をしてきました。

しかし。

「私も早く転職したいんですが、無いものはどうしょうもないですよ。よく『100社くらい応募して内定は3社でした!』とかって武勇伝を語る人がいますが、私に言わせればそもそも100社も応募できる会社があったという事が羨ましい限りです」

まるでスクラムを組んだ屈強なラガーマンのように、どんな障害があろうともそれらを押し退け、強く逞しく前に進んでいく気持ちはあります。

しかし前に進みたくてもそもそも道がないわけでして。

活路を拓くにもどうすればいいのか分からず、私にはこの八方塞がりともいえる状況を打開する案が全く思い浮かびませんでした。

オージーのアドバイスに従ってみたら、すごい宝を掘り当てた!!

「まつかぜさんて情報収集得意ですよね?」

唐突にオージーが切り出しました。

「さぁ得意かどうかはわかりませんが、情報収集は熱心にやる方だと思います」

(この人は突然何を言い出すんだ?)と思いつつ、私は素っ気ない返事をしました。

「では今使ってる求人サイトや検索ワードではなく、ちょっとひねった感じで求人を検索してみてください。僕の勘ですが、情報収集が得意なまつかぜさんなら、おそらくその方法で何らかの求人を掘り当てられると思うんですよ」

名だたる求人検索サイトを網羅し、時間があれば求人探しに没頭していた私は、オージーのこの提案を受けた時、(これ以上どうしろって言うんじゃ!)と心の中で叫びました。

それでも表向きは「わかりました。それでやってみますね」と明るく答え、この時の面談は終了しました。

普段の私はIndeedなどの求人検索サイトで

『◯◯(居住地) エンジニア 未経験』

や、

『エンジニア 未経験 フルリモート 』

という検索ワードを打ち込んで求人を探していました。

それをオージーは求人検索サイトではなく、さらに検索ワードにもひねりを加えて求人を探してみろというのです。

そこで私はGoogle検索エンジンに『エンジニア ポテンシャル採用』と打ち込んでみました。

するとあるIT企業の採用情報がヒットしました。

年齢や学歴、職歴は一切問わず。

『フルリモート可』と書かれている職種への応募であれば、居住地も問わず。

しかもそこは医療・介護業界でしか働いた事がない、ど田舎在住の平々凡々な主婦である私でさえ知っているような超有名IT企業!!

目の前にあるのは紛れもない事実なのに、それでもこれはドッキリなんじゃないかと疑ってしまうような、まさに奇跡としか言いようのない出逢いでした。

(すごい求人見つけた!ここで働く事ができたら、間違いなく人生大逆転だ!!それに何よりオージーのサポートに報いる事ができる!!!)

相手にとって不足なし!!

私は武者震いしました。

とはいえそのビッグネームに気後れしてしまった私は、とりあえず次回の面談までオージーにこの件は伏せておいて、ひとまず自分だけで応募に向けた準備を始める事にしました。