面接で直面する悩ましい問題【退職理由の伝え方】
前回の雇用主募集の件。
リアクション無!
マジ無!!
泣ける〜と思ってたら、冷静になってそりゃそうだと気づく。
なぜなら応募方法書くの忘れましたーーー!!
ドンマイ、私(←アホ)。
- 「退職の理由はなんですか?」と聞かれたら…
- 退職エピソード-1ヶ所目の病院のケース-
- 退職エピソード-2ヶ所目の病院のケース-
- 退職エピソード-3ヶ所目の介護施設のケース-
- 退職エピソード-4ヶ所目の病院のケース-
- 伝えるって難しい…
「退職の理由はなんですか?」と聞かれたら…
面接の時に必ず聞かれる『退職の理由』。
「前職場を悪く言ってはいけない」とは言いますが、前職場に対して何かしらの不満があって転職を考えるケースがほとんどだと思うんですよ。
それなのに前職場を全くディスらずに退職理由を伝えるって、一体どうしたらいいんでしょうか!?
退職エピソード-1ヶ所目の病院のケース-
私が理学療法士デビューを飾ったのは整形外科病院(個人病院)でした。
私は超売れっ子漫画家になりたかったのですが、母親に「好きな事をしたければ保険のために何か資格を取りなさい」と言われ、私立ではない大学の理学療法学科に進学しました。
しかし母親ときたら、あろう事か今度は「もし資格を取ったら、3年は働きなさい」と言い出しました。
母親は当時妹から『金正日(または将軍様)』と呼ばれていたほどわが家の絶対的独裁者でしたが、さすがに腹が立った私は反乱を決意し、就職活動もせず資格も取らない事にしました。
受験勉強に真面目に取り組まなかった私は8回の模試全てで合格点に達する事なく、さらに本番の試験は終了後に会場でどよめきが起こるほど、前年度までとの難易度が大きく異なる厳しいものでした。
(落ちたな…)
私はもちろんですが、あの時そう考えた学生はたくさんいたと思います。
しかし結果的に合格し、無事(?)理学療法士免許を得た私は、母親からの凄まじいプレッシャーに押し負け、遅ればせながら就職活動を開始しました。
そして同級生よりひと月遅れた頃にこの整形外科病院に就職したというわけです。
ちなみに最初は資格を取らないつもりで国試の勉強をほとんどしませんでしたが、やがて(専門課程に進んで資格持ってないのってダサいかなぁ)という思いがチラつくようになりました。
当時の私は少年漫画の精神をこよなく愛していました。
カッコいいものに対する羨望が非常に強かったので、ダサいという言葉がよぎった時点でこの反乱計画は白紙になり、その後は死に物狂いで勉強しました。
さてこの整形外科病院ですが、給料もひじょ〜に良く、看護師のレベルが底辺という事以外特に不満はありませんでした。
(看護師長が先頭に立って1人の看護師さんをいじめていた)
しかしある日突然理事長から全職員に対し、「後継者がいない為閉院します!」という衝撃的な発表があり、なんと就職して1年も経たないうちに転職活動をしなくてはならなくなりました。
退職エピソード-2ヶ所目の病院のケース-
2ヶ所目は300床を超えるケアミックス病院でした。
ここはリハビリにめちゃくちゃ力を入れている病院で、リハスタッフも60名ほど在籍し、スキルや経験を積むには申し分ない環境でした。
しかし給与がまぁ〜低く、なんと昇給もありませんでした。
(ちなみに手取りが前職場より8万ほど下がり、求人票には『昇給あり』と書いていました)
当時は古き悪しき習慣が根強く、業後や休日の研修や勉強会は当たり前でしたし、さらに技師長が最年長&勤務年数が長いという理由だけで抜擢された人だったので(←いわゆる年功序列)、本当に自分勝手で人望のない人でした。
現場の働きにくさと待遇面の不満から2年間で15人以上のリハスタッフが退職し、休職者もチラホラ出ていました。
私個人としてもこの状況には不安しかなかったですし、さらに同期によるいわれなきイジメもあったりして色々思い悩んでいました。
なので誤って印鑑を押し忘れたまま提出した書類を「やり直して!」と技師長から投げつけられた時、(ここはもうダメだな)と退職を決めました。
退職エピソード-3ヶ所目の介護施設のケース-
3ヶ所目は介護施設(老人ホーム)でした。
前述した通りこれまで色々ありましたが、この3ヶ所目の職場では一番嫌な思いをしました。
求人票に記載されている内容と面接時の話では、「現在介護保険では訓練(リハビリ)を看護師が行なってもいいという事になっているが、我々はより質の高いサービスをお客様(←ホーム入居者やデイサービス利用者の事。この職場では彼らを『お客様』と呼ぶ事を職員に強制していた)に提供したいと考えている。だから専門職の力を借りて、新しい事を始めていきたい」という事でした。
この話を聞いた時は正直必要とされているみたいで嬉しかったですし、待遇面も悪くなかったので入職を決めました。
しかしいざ入職してみると話が全然違いました。
まず言われたのは、「いずれ介護保険の改定により介護施設での訓練(リハビリ)も専門職でないと単位が取れなくなるかもしれない。それを見越して専門職を雇った」という事でした。
つまりあくまで未来を見据えての雇用だったので、この時点では我々リハビリ専門職が果たすべき仕事は特に用意されていなかったのです。
しかしだからといって勤務時間中何も仕事をしないというわけにもいきませんので、私よりひと月遅れて入職した作業療法士さんと一緒に今できる事は何かを考えて実践しようとしました。
しかしそれは『今までの施設の伝統を壊し、組織の規律や在り方を無視する行為』だとして厳しく注意されました。
(そこまで大それた事はしていないのに、なんでそうなるのかさっぱりわからん…)
さらに「まつかぜさんはこんなところで働いてないで、病院に戻られたら?」と施設長から露骨に退職を促されたり、平静を装ってクールにいなしてはいましたが内心毎日が針のむしろ状態でした。
しかし腐っても専門職。
このように上からは謎の圧力をかけられていましたが、現場で働く職員さん達からは頼りにされていたので、すぐに退職という事は考えませんでした。
しかし退職金制度に関して求人票の内容と異なる発言が施設長からあり、さすがにこの状況で嘘までは看過できず退職を決意しました。
ちなみに私と同じ日に入職した介護職の青年は、規定に則って新調した服を先輩から「買い換えろ」と言われたり、キツい仕事を押し付けられたりと入職直後から陰湿ないじめに遭って3週間で退職し、一緒に頑張った作業療法士さんも私が退職した2ヶ月後に退職しました。
ここでの出来事は今思い出しても本当に腹が立ちます。
退職エピソード-4ヶ所目の病院のケース-
4ヶ所目は療養型の個人病院でした。
自分の『心眼』に自信がなくなった私は、病院の内部事情に詳しい医療従事者を対象にした人材紹介所に転職先を紹介してもらう事にしました。
数回足を運ぶうちになぜかそこの社長に気に入られ、この病院はその社長からの紹介で入職する事になったのですが、ここはちょっと特殊な事情がある病院で内部はもう滅茶苦茶でした。
ちょっとアウトに近い部分もあるので詳しくは言えませんが、殊リハスタッフに関して言えば部長がものすごく問題児でして、なんとこの部長以外全員が退職しています。
(離職率が脅威の90%超え!逆に凄い!!)
私を気に入った社長はこれらの事情を事務長から聞いて把握しており、それを変えて欲しくて自分の見込んだ私を送り込んだと後に白状したのですが、私に言わせれば「そんなん知らんがな」です。
(もちろん入職までこの様な話は一切なかったです。もう半分詐欺だと思っています)
私はただ長く楽しく穏やかに働ける職場を探しているだけでして。
そんな大義知ったこっちゃないですし、そもそも現状を変えたくない人達を無理矢理変える必要なんてないですし、なんなら私が医者か事務長クラスなら話は別ですが、いち理学療法士ごときの意見を経営者が聞くなんて事はなかなかあり得ません。
(役職ならまだしも立場的には平社員ですしね)
つまり社長の熱意は置いといて、彼の目論見は無謀にも程があります。
こんな職場で目立つと絶対厄介な事になると悟った私は、言われた事をきちんとこなす事に徹し、結婚を機に退職しました。
伝えるって難しい…
以上が私の退職理由です。
まだ退職していませんが現職場も負けず劣らずで、事情を知る家族や友人からは「お祓いに行った方がいいよ!」と言われたり、「本当に職場には恵まれないよね…」と言われたりと、自他共に認める黒歴史です。
(ちなみにお祓いはしてもらいました)
確かに私の見る目もなかったですし、最終的に入職を決めたのは私です。
それは重々承知していますが、閉院や嘘というのはさすがに見抜きようがなくないですか?
面接の最後に「何か質問ありますか?」と聞かれて、「この病院潰れませんよね?」とか「嘘ついている事ありませんよね?」なんて、聞きにくい以前になかなか閃かないので確認しようがないと思うのですが、どうなんでしょうか?
とはいえ日本の転職市場では、余程優れた人材でキャリアアップのための転職を繰り返している人でもない限り、転職回数が多い事はネガティブに受け取られてしまいます。
それを踏まえると私はだいぶ不利なのですが、その上でこれらの退職理由を出来るだけ前向きな理由に変換し、面接でスマートに伝えなくてはなりません。
ちょっといいですか?
ねぇ、どうやって!?
誰か頭のいい人、マジで教えて下さい。