とりあえず、"SO WHAT?"

30代後半からエンジニア転職を目指すパート主婦が、転職活動や日々思った事を自由気ままに綴る雑記ブログ

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私がおかしいの?まるでカサンドラ症候群

給料明細

一昨日の朝礼での事。

施設長が「ちょっといいですか」と切り出しました。

「この前看護師とセラピストを対象に医療事業部のヒアリングがあったと思うのですが、その時にどうやら事業所ごとの勉強会をしていないという意見が出たそうです」

去る5/27、この日私は公休だったのにも関わらず、17時半からのデイミーティング、18時半からのヒアリングに出席しました。

※その時のいきさつはこちら

bisbow.net

ヒアリングだなんて何を聞かれるんだろうかとみんなでビクビクしていましたが、実際はそんなに怯えるほどのものではなく、現在各事業所ごとに所属している医療職(看護師、セラピスト)を今後は医療事業部という部署の所属にまとめるという組織改革の報告と、現在の業務に関する聞き取りでした。

ヒアリングはこの度医療事業部の副部長になった社長の奥さんと役職の看護師によって行われ、対象は私と看護師3人の計4人でした。

その際、役職の看護師から「毎月の勉強会はどうなってるの?」と聞かれ、我々4人は口を揃えて「なんですかそれ?」と言いました。

聞けば事業所ごとの勉強会というのは会社が各事業所に課している義務で、年間計画を立て、必ず行わなければならない勉強会との事。

ところが我々4人はどんなに振り返ってもそんな勉強会があったという覚えがなく、みな「そんなものはなかったし、知らない」という認識で一致しました。

これに愕然とした副部長は「これについてはきちんと言っておきますね」と言い、おそらく施設長は副部長から“お叱り”を受け、一昨日の朝礼でその話題に触れたのだと思います。

 

施設長は続けます。

「今までしっかり勉強会はありました。私はきちんと半年間出席していました」

(半年って、あんたも施設長という立場でありながら1年の半分しか出てないんやんけ。てか勉強会なんてなかったのに、一体何に出席してたって言うの??)と心の中でツッコミを入れ、私は施設長の言い訳劇場に耳を傾けました。

「私出席して思ったんですが、一度も出ていない人がいますよね?手当をもらっているのに、それこそおかしいんじゃないですか?」

はい出たー。

私はこの「手当をもらっているんだから」発言が大嫌いです。

あまりにも手当手当と言われるので給与明細を確認したところ、私の給料は基本給+処遇手当+特定処遇改善手当で成り立っている事がわかりました。

うち処遇手当と特定処遇改善手当は介護職員の処遇改善の為に国が事業所に出している加算が手当となって還元されたもので、元をたどれば介護保険料と税金からまかなわれているお金です。

つまり会社が身銭を切って出している手当ではありません。

さらに言えばこれらの手当は介護職員の処遇改善以外に使う事は禁止されています。

基本給に各種手当も含まれているというのはさすがに無理がありますし、以上を踏まえると「手当をもらっている以上、時間外だろうが休日だろうがミーティングや勉強会に出席する義務があり、かつ時間外手当や休日手当を会社が改めて支払う必要はない」という会社側の主張は完全に的外れだという事がお分かりいただけると思います。

私はもうすぐ辞めますし、明らかに会社の言い分は正当性に欠けるとはいえ、「お金はもらってるくせにサボってる」みたいな言われ方をされるのは心外ですし、腹が立ちます。

百歩譲って会社が高い給料を出してくれているならまだしも、基本給だって最低水準でこれらの手当だって大した額ではないのに、なんでここまでグチグチガミガミ言われるのかわかりません。

私はこんな理不尽な環境が大嫌いです。

働く上で「嫌いな人がいる」、「仕事が大変だ」というのはどこの職場でもあるとは思いますが、これらは自分次第でなんとか解決できる事です。
パワハラやいじめなど悪質なものは除きます)

ただ組織の常識が著しくひん曲がっているというのは、個人ではもうどうしようもありません。

もしまた「手当をもらってるんだから」と言われたら、今度こそ「どの手当の事ですか?」と聞いてみようと思います。

 

実はこの手当の件に限らず、これまであまりにも会社から色々と変な事を言われるので、私は事実確認のため労基署や自治体の相談窓口にメールで問い合わせをしました。

会社をどうにかしてやりたいというよりも(そこまで暇じゃない)、私の考えと会社の主張どちらが正しいのか専門家に意見を仰ぎ、裏づけをとることで、いざという時に反論できるように準備しておきたかったからです。
(メールだと証拠が残りますし、実際うちの会社は辞めた職員を訴えた事もあるらしいので自己防衛です)

ところがほとんど返事はなく、返ってきたものはと言えば調べればすぐにわかる程度の薄っぺらい内容に留まっており、なんら参考になりませんでした。

他県に住む私の友人(理学療法士)は私と同じく介護施設で働いているのですが、何年か前職員による通報で職場に労基署が入ったそうです。

それまではかなりブラックな職場だったらしいのですが、それを機にクリーンな職場に生まれ変わり、非常に働きやすくなった上に生産性も上がったそうです。

そんな経験をした友人が私の話を聞いて「争ったら君んとこの会社は絶対に負けるよ。でも会社もだけど自治体もダメだね。まるで別の国の話を聞いているようだ」と言っていました。

全くもってその通り。

会社からはめちゃくちゃな事を言われるだけ言われて、専門機関に助言を求めてもフルシカト。

困った末にツイッターで情報提供を求めるもレスポンスはありませんでした。
(この時ばかりはフォロワー◯千人とかいう人が羨ましいなと思いました)

どこに助けを求めればいいのかわからなくなった私は、完全にやさぐれ、大きな失望を味わいました。

そしてそんな非力な自分にできる事といえば、何を言われてもただひたすら耐え、退職までの残り2ヶ月を何ごともなく過ごせるよう祈る事だけだというのを悟りました。

残念ですが打つ手なし。

不本意ですが、巨悪の前に屈しました。