とりあえず、"SO WHAT?"

30代後半からエンジニア転職を目指すパート主婦が、転職活動や日々思った事を自由気ままに綴る雑記ブログ

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経験で刷り込まれた不安

頭を抱えて悩む男性

私の勤務するデイサービスには、現在3人の看護師が働いています。

1人は私と同じ機能訓練指導員の業務を主にしているTさん。

Tさんは60代前半で、ちょっとおっちょこちょいなところがありますが、何かあれば「私がしようか?」「私が行こうか?」とすぐに動いてくれるので、Tさんと勤務が一緒の日は非常に気が楽です。

もう1人はKさん。

Kさんは60代後半で、めちゃくちゃうるさい人です。

自分自身に何か問題が起こると、「ちょっと聞いてくれる?」と誰でも彼でも手当たり次第に言いふらし、周りを巻き込みます。

さらに「そろそろ薬出さないといけないよ?」とか「それの後はこれしてくれる?」と口は出しますが、自身がすすんで動くことはほとんどありません。

自分の業務に関して何かを注意されると腹を立て、まるで当てつけのようにその業務は丁寧にしますが、それ以外の事はすごく雑です。

例えばKさんが洗った食器には汚れが残っている事がしばしばあります。

そんなKさんですが、私を非常に気に入ってくれています。

私も単なる雑談をする程度なら別に何とも思わないのですが、正直一緒に働くとなればちょっとやりづらいなというのがこのKさんです。

最後はFさん。

Fさんは70代前半で、この人はもう論外です(笑)。

そもそも看護師かどうかもあやしいくらい仕事ができないくせに、どういう訳か自分が一番しっかりやっていると思い込んでいて、あろうことか他の職員のやる事なす事にまでいちいち小言を言ってきます。
(やめい!!)

具体的には4月、デイサービス利用者のコロナ感染が判明し、緊迫した時期がありました。

最初に感染が判明した利用者はすぐに入院となりましたが、有料老人ホームの入居者は毎日デイサービスを利用していた為、第2、第3の感染者が出てくる可能性は非常に高いだろうと予想されました。

そんな状況である入居者が、朝の検温時37度でした。

しかもこの入居者の普段の体温は35度台後半〜36度台前半だったので、ベトナム人実習生のTさんがすぐにFさんに報告しました。

他の職員が「すぐに居室に帰して隔離した方がいいのでは?」と提案したのですが、なんとFさんから返ってきた答えは、「37度?大丈夫よ。お風呂も入れていいから」でした。

看護師は医療従事者です。

その看護師が最終的にそう判断したとあれば、現場の職員はもう誰もこの決定を覆す事はできません。
(それが職場のルール)

そのためこの入居者はその日も予定通りデイサービスを利用し、入浴もしたのですが、夕方になって体調が悪化し、PCR検査の結果『陽性』でした。

これは誰もが予想できなかった事ではなく、むしろ誰もが予想できた展開でした。

なので現場で働く職員の間には、Fさんにはきちんと反省してもらって、今後は少し謙虚になってもらいたいという空気がものすごく漂いました。

しかしFさんは謙虚になるどころか、相も変わらず色んな職員に対して文句を言いまくっては周囲を不快にしています。

 

そんなアクの強すぎる看護師KさんとFさんですが、この2人、非常に仲が悪い(笑)。

人員配置の関係上看護師は1人勤務していればいいので、Tさんが入社して以来この2人の出勤が重なる事はなくなりました。

しかしFさんが休みの日はKさんからFさんの悪口を聞かされ、Kさんが休みの日はFさんからKさんの悪口を聞かされるという状態がずーーーーーーーーっと続いています。

そして最近また事件が起きました。

ある入居者の薬の管理について、KさんとFさんが注意を受けたのです。
(Tさんは機能訓練指導員なので薬の管理はしません)

Fさんは管理者に事情を説明し、管理者から言われた事に対して「わかりました」とだけ言って引き下がったそうです。

ところがKさんは「それは私がやったんじゃない!Fが悪い!Fの責任だ!!」と騒ぎ立て、なんとゴミまで漁って自分の正当性を裏付ける『証拠』の品を探し出しました。
(この労力を仕事に回して欲しい)

そして昨日、その『証拠』を管理者に見せて「信じるか信じないかはあなた次第だけど、こっちにはほら、証拠があります」と切り出し、再度「自分は悪くない、薬の管理をしっかりしていないのはFの方だ」という主張を繰り返しました。

それを聞いた管理者もここ数日に渡って「自分は悪くない」とKさんから食ってかかられた事がストレスだったのか、ついに「そんな事言われてもKさんとFさんの言い分が全然違うから私にはわからない!」と言ってブチ切れ、なんと大の大人がガチの言い合いを始めました。

しかもその言い合いを聞きつけた施設長が事務所の奥から出て来てこの口論に加わったので、それはそれは滅茶苦茶な泥仕合いとなりました。
(カオス!!)

私はそんな醜く不毛な喧嘩は大嫌いなので、運よく退勤時間を過ぎていた事もあり、さっさと打刻を済ませて帰宅しました。

 

このブログを読んで下さっている方はお分かりかと思いますが、私は今ブラック企業に勤めています。

しかしそんな状態は今に始まった訳ではなく、私は現在もこれまでも職場には本当に恵まれませんでした。
(それはもう家族や親しい友人も哀れむほどに酷く、お祓いをしてもらった事もあります)

そもそも労働条件や職場環境が“黒い”とかは当たり前で、全く筋の通らない、その職場の常識が世界の常識だと言わんばかりのところで、毎日理不尽な言い分やルールに晒されながら仕事をしてきました。
(とはいえ求人票にはキレイな事が書かれているので、入ってみないとわからない)

尊敬できる先輩や切磋琢磨できる同期というのも、私に関して言えば全く無縁の存在でした。

むしろ気に入らないという理由で同期の女の子2人から2年以上無視された事もありました。

そんなブラックな職場に身を置く度に、このままではいけないと思って転職も4回経験しましたが、結局場所を変えてもどこも同じようなものだと悟り、最終的には医療・介護業界で働き続ける事に希望を見出せなくなりました。

さらに理学療法士では今後収入が増える見込みがないという事実も相まって、一念発起してプログラミング学習を開始し、成長性や将来性の見込めるIT業界への転職を決意したという訳です。

しかし私は、自分は大学で熱意のある先生方のもとで高い専門教育を受けてきたという自負があり、少なからずそれを誇りに思っているので、もし環境に恵まれていたらこの先もずっと理学療法士を続けていたかもしれません。

とはいえ。

今となってはこれまでの事はもうどうだって構いません。

全部過ぎてしまった過去の事ですし、確かに若い頃は相当辛かったですが、今となってはネタだと思って開き直っているからです。

でも8月から働き始めるIT企業が同じように黒いところだったら、私はどうしたらいいでしょうか(泣)。

まだ起こってもいない事をあれこれ悩むのは不毛の極みですが、如何せん自分の人生を変えたいと思って死に物狂いで転職活動を続けてきた結果やっと手にした内定なので、それはもう心配で心配でたまりません。

3年後、「あの時頑張って転職してよかった」と笑っているのか、「結局何も変わらなかった」と落ち込むのか。

今からめちゃくちゃ怖いです。